以前胸椎の可動域に肋骨の柔軟性が影響するというお話をしました。
今回は肋骨の運動についてお話をさせていただきます。

肋骨は12本存在し、第1〜5肋骨が上位肋骨、6〜10肋骨が下位肋骨に分けられます(分け方は書籍によって様々です)。
肋骨は呼吸の際、胸椎(背骨)との関節の構造上の違いから上位、下位と異なる運動が起こります。
上位肋骨は図Aの動き方にちなんで「ポンプハンドルモーション」と呼ばれています。
下位肋骨は図Bの動き方にちなんで「バケツハンドルモーション」と呼ばれています。
肋骨の動きを徒手的にアシストしようとする際はこの動きを意識して行います。

肋骨の柔軟性維持向上のためのセルフケア方法の例をご紹介いたします。