頭痛の原因には肩こりなどからくる緊張性頭痛や片頭痛、その他に脳血管障害や目・鼻・副鼻腔の病気からくる頭痛など様々な種類があります。
今回はその中でも頭痛につながりやすいと言われている筋肉「後頭下筋群」に注目してご紹介いたします。

後頭下筋群とは、後頭部首の付け根部分に存在する大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋の4つの筋肉を総称した呼び方です。後頭下筋群は、首を後ろに反らす、横を向く、頭を横に倒すといった働きがあります。

また眼球の運動や臭いを嗅ぐなどの状況でも細かな働きがあるとされています。
長時間うつむいたままの姿勢や猫背、ストレートネックなどの姿勢はこれらの筋肉が長時間伸長される、もしくは短縮する形となり血行不良・筋硬結につながります。

後頭下筋群で囲まれたスペースは後頭下三角と呼ばれ、この中を神経が通過したり付近を神経が走行したりしています。これらの神経が筋肉のこり・頸椎(首の骨)の変形・姿勢の変化による圧迫を受けたり、精神的なストレスの影響により頭痛を引き起こすと言われています。

〜リハ事典+〜リハビリ(理学療法)の総合コンテンツHPより

時々頭痛が出現する方で首の後ろが硬いと感じる方は施術やセルフストレッチにより症状の改善が図れる可能性があります。
常に強い頭痛や首の痛みがある方は医療機関へ受診をお願いいたします。