姿勢をみる上で肩甲骨の位置は重要な指標になります。
今回は肩甲骨の理想的な位置はどこなのかをお話していきます。

まず肩甲骨について簡単な説明ですが、四肢動物の肩帯を構成する三角形の大きな骨で、ヒトの場合は背中の上部に左右1対あります。
逆三角形のような形をしており、背中の上部に浮いているかのように存在し、状況に合わせて動きます。

肩甲骨の位置は「背骨から肩甲骨の内側までの距離が指3~4本分」程度が理想とされています。
肋骨で言うと、概ね「胸椎2番〜胸椎7番」の高さに位置しています。

一般的に巻き肩と呼ばれる肩が前方に突出している状態では、ほとんどの場合肩甲骨が理想的な位置より外側に開いています。
肩が前方に突出していると、腕を挙げる際に運動軸がずれて肩の痛みが生じやすいことがあります。

姿勢や肩の痛みが気になる方は、是非他の人に肩甲骨の位置を確認してもらってみてください。
身体を整える良い指標になると思います。