今回は肩甲骨の働きや特徴についてお話をさせていただきます。
肩甲骨の主な働きや特徴は以下の6つになります。
①肩関節の動きをサポート
肩甲骨は上腕骨と連動して動くことで、肩の自由な動きを可能にします。
腕や肩にかかる衝撃を吸収し、上肢全体の負担を軽減する働きもあります。
腕を挙げる動作では、肩甲骨の回旋運動が伴います。
例えば腕を180°まで挙げた場合、腕の動きが120°+肩甲骨の回旋が60°加わり180°まで挙げることができます(肩甲上腕リズム)。
②肩甲骨の運動
肩甲骨は上方回旋、下方回旋、挙上、下制、外転、内転の6方向に運動することが可能です。
③姿勢の維持
肩甲骨と背骨が連動して動くことで良い姿勢を保つのに重要な役割を果たします。
④呼吸の補助
肩甲骨の周囲の筋肉(前鋸筋や僧帽筋など)は深呼吸の際に肋骨の動きを補助します。
⑤体幹の安定性
背中の安定性や体幹の安定性にも貢献しています。
⑥筋肉の付着点
肩甲骨には17種類の筋肉が付着しており肩甲骨を動かす力を提供しています。
肩甲骨の動きを伴った運動は多くの筋肉が参加するため、身体の代謝向上に寄与すると考えられます。
以上、肩甲骨の働きと特徴でした。
前回の「肩甲骨の理想的な位置」と合わせて読んでいただき、日々の姿勢や運動に役立てていただけたら幸いです!