円背姿勢とは背中を丸めた姿勢のことですが、誰しも「気が付いたらこの姿勢をとっていた」という経験があると思います。円背姿勢はリラックスできる姿勢であったり、場合によっては痛みを回避する姿勢になります。しかしこの姿勢のまま固まってしまうと身体に様々な影響を及ぼします。
円背姿勢について、3回に分けてお話をさせていただきます。

第1回目の今回は、生理的・病的に円背姿勢をつくる代表的な3つの原因をご紹介します。
①体の筋力低下
・年齢を重ねることで筋肉が萎縮(筋力低下)しやすくなり、腹筋・背筋が弱くなり伸ばした姿勢を保持することが大変になります。
②骨粗鬆症による脊柱の変形
・特に女性はホルモンバランスの影響により骨粗鬆症になりやすいと言われています。骨が脆くなることで脊椎圧迫骨折や骨の変形につながりやすくなります。
③脊椎圧迫骨折
・尻もちをつく等により背骨(特に腰骨)の前方が潰れ、前方に傾斜した姿勢になります。

今回は円背姿勢をつくる原因についてご紹介しました。

次回は「持続的な円背姿勢が身体にどのような影響を及ぼすか」をお伝えいたします。